たまごクラブ 2015年 05 月号 [雑誌]
表紙は藤本美貴!!
顔出しやめる???
藤本美貴さん「息子の顔出しやめる宣言」が話題。社会心理学者が写真をさらすママタレの心理をズバリ解説
Mocosuku Woman 4月6日(月)13時11分配信
元モーニング娘。でママタレの藤本美貴さんがブログで「息子の顔出しをやめる宣言」をして話題になりました。理由は「これから1人での行動がどんどん増えていく」というものです。これは子どもの安全を考えればとても理にかなった判断と言えます。
藤本美貴さん「息子の顔出しやめる宣言」が話題。社会心理学者が写真をさらすママタレの心理をズバリ解説
◆子どもの写真をアップする派、しない派
そもそも、有名人の子どもとして「面」が割れることは営利目的だけでなく、愉快犯による誘拐の一因にもなるやや危険な行為のはずです。誰だかわからない他の子どもよりもさまざまな誘拐の対象になる可能性を高めます。
実際、ママタレと言われるみなさんには、辺見えみりさん、梨花さん、小倉優子さん、神田うのさん、スザンヌさん、など子どもの顔の掲載を控える人も少なくありません。
その一方で優木まおみさん、木下優樹菜さん、東尾理子さん、クワバタオハラのくわばたりえさん、など子どもの顔写真を頻繁にアップするママタレさんも少なくないようです。
子どもの顔写真をネット上にさらすママタレの動機として、よく指摘されるのが「仕事につながるから」です。親子の幸せな雰囲気を醸し出すことで親子出演の仕事が入る可能性が高まりますし、子育て雑誌、ママ雑誌関連のお仕事も入る可能性が上がるでしょう。ブログの場合、そのページ自体が広告媒体ですので、子どもグッズ、子育てグッズ、ファミリーグッズの販売会社さんと提携すれば広告収入も得られます。
このように仕事につながることは度々指摘され、その都度さまざまな賛否を巻き起こしています。ですが、なぜ子どもの顔を出すことが仕事につながるのか…ここはあまり議論されていないように思います。
◆人は「顔」に反応する
実は、人がもっとも反応しやすいのは「人の顔」なんです。人は社会的な動物で、「人と人の間」を生きています。まさに「人間」です。
人にとって、自分以外の人は一緒に社会を構成している仲間であり時に敵にもなり得る存在です。そのため、「この人」が自分にとっていいものか、悪いものなのか、本能的に見分けようとしています。
私たちの注目を集めやすいもの、すなわち「アイキャッチ」は何らかの感情を掻き立てるものが効果的であることは心理学ではよく知られた現象です。そして,感情を最も強く掻き立てる刺激の一つが「顔」なのです。
◆「子どもの顔」は大人を「ほっ」とさせる
さらに最近の研究では子どもの顔には大人の危険な行動を抑制する効果があることがわかりました。危険な行動の背景にはイライラなどの落ち着かない気持ちがあることが多いので、子どもの顔は大人を「ほっ」とさせる効果があるらしいのです。実際、ドイツのベルリンでは子どもの顔写真を道路に設置することでスピード超過などの危険な運転を減らすことに成功したと言われています。
ストレス社会と言われ、誰もが余裕のない現代社会では幸せそうな「子どもの顔」に癒やされたい人は多いのかもしれません。
◆子どもの顔写真は「子宝」
このように子どもの顔には私たちの注意を引きつける、「ほっ」とさせてくれる、と言った効果があります。安易に子どもの危険を増やすことは絶対にしてはいけないことですが、子どもの安全対策を十二分に考えているのなら、いいイメージを持たれて注目されることを求めているママタレさんたちにとっては、まさに「子宝」言ってよいでしょう。
また、子どもの顔はその親にとっても大事な「宝」です。BlogやFacebookページなどの自分の「作品」に華を添える「宝」。「やった!!素敵に完成した!」という満足感も伴うでしょう。「自慢」や「リア充アピール」とアンチに叩かれるかもしれませんが、完成の喜びも大きいのかもしれません。
<執筆者プロフィール>
杉山 崇
神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授。教育支援センター副所長、心理相談センター所長(15年4月から)。臨床心理士、公益社団法人日本心理学会代議員、キャリアコンサルティング技能士。
今年4月に『入門!産業社会心理学-仕事も人間関係もうまくいく秘訣(北樹出版)』が発売予定。
いや、
芸能界やめれば???
そうしたら顔出しも関係無い♪
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