「第23回日本映画批評家大賞」の主演女優賞に選ばれ授賞式に登場した麻生久美子さん

　女優の麻生久美子さんが映画「ばしゃ馬さんとビッグマウス」（吉田恵輔監督）で「第23回日本映画批評家大賞」の主演女優賞に選ばれ、28日、東京都内で行われた授賞式に出席した。黒のトップスに、ふんわりとしたイエローのバルーンスカートをあわせたスタイルで登場した麻生さんは「まさか自分がいただけると思っていなくてびっくりしたけど、素直にうれしかった」と笑顔。「吉田監督の腕です」と受賞を喜んだ。

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　映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」で新人賞（小森和子賞）を受賞した大原櫻子さんは、真っ白のドレス姿で「この賞は一生の宝物で、こんな幸せなことはありません」と大喜び。初の映画賞受賞ということから、「この賞をいただける機会を作ってくださったスタッフの方々、両親に感謝いたします」と思わず涙を見せていた。

　授賞式には伊藤蘭さん、加賀まりこさん、吉行和子さん、有馬稲子さんらベテラン女優陣が勢ぞろい。夫の俳優・水谷豊さんと約30年ぶり、結婚後初の夫婦共演を果たしたことで話題を集めた映画「少年H」で助演女優賞を受賞した伊藤さんは、この日は着物姿で「主人の誘いによって出演させてもらったので、水谷さんに感謝です」と笑顔。水谷さんからも「よかったね」と祝福されたことを明かした。ほかに松田龍平さん、星野源さんらも登場した。

日本映画批評家大賞は映画評論家のみを選考委員に迎え、1991年に映画評論家の故・水野晴郎さんの呼びかけで創設された。