「なんだこれくしょんツアー ～きゃりーぱみゅぱみゅの宇宙シアター～」埼玉・大宮ソニックシティ公演の様子。（Photo by AKI ISHII）

きゃりーぱみゅぱみゅが昨日11月23日に埼玉・大宮ソニックシティにて「なんだこれくしょんツアー ～きゃりーぱみゅぱみゅの宇宙シアター～」最終公演を実施した。

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今回のツアーは「宇宙」というコンセプトのもと、観客には事前に「きゃりーぱみゅぱみゅの宇宙シアター」という物語が描かれたパンフレットが配布された。内容はきゃりーが“大臣”とペットの“キューン”、パワフルな“宇宙ダンサー”を引き連れて地球を侵略しにやってきたというもので、ライブの合間には大臣とキューンによる芝居が繰り広げられた。

本編はさまざまな色の衣装をまとった宇宙ダンサーが踊る「なんだこれくしょん」から幕開け。「インベーダーインベーダー」のイントロが流れセットの宇宙船からブルーのドレスを着たきゃりーが登場すると、場内には待ってましたと言わんばかりの盛大な歓声が上がる。続く「くらくら」では彼女がハタキを持ち、自身が発案したというかわいらしいダンスでフロア中の目を引き付けた。

きゃりーは「Super Scooter Happy」「み」と最新アルバム「なんだこれくしょん」からのナンバーを披露したあと、ショッキングピンクの衣装に着替えて「9月から始まったこのツアーも23公演目で今日が最終日になります！ いつも以上に元気な気がするので一緒に歌ってください!!」と元気よく挨拶。「きゃりーANAN」では振り付け講座を行い、「みんなのうた」では手拍子を求めるなど、会場全体を巻き込んだライブを展開し観客を楽しませた。

中田ヤスタカ（CAPSULE）のトラックに乗せたダンスパートに続いては、「ファッションモンスター」というタイトルコールとともに黒い衣装を身にまとったきゃりーが姿を現す。「この衣装はブラックライトで光るようになっているんです！」というアピールを受けて彼女にブラックライトが当たると、暗闇にドレスとヘッドアクセサリーだけが浮かび上がりフロアに驚きの声が上がる。きゃりーはそのままステージの端から端までを全力疾走し「こうやったら洋服が走ってるように見えるでしょう！」と話して客席を笑わせた。その後は「にんじゃりばんばん」「つけまつける」といったヒットシングルを畳みかけ、白いドレスに衣装チェンジして「Unite Unite」「おとななこども」を歌い上げてステージを降りた。

きゃりーコールに呼び戻されたきゃりーは、「アンコールにお応えして新曲を披露したいと思います。私の曲ではとびっきりファンタジーで夢を追いかける素敵な曲になってます」と「もったいないとらんど」をパフォーマンス。最後には「ちゃんちゃかちゃんちゃん」で会場内をハッピーな空気で満たし、「横浜アリーナでまた会いましょう！」と叫んでツアーファイナルを大団円へと導いた。

きゃりーは2014年1月18、19日に神奈川・横浜アリーナにて単独公演「きゃりーぱみゅぱみゅのマジカルワンダーキャッスル」を実施し、2月13日からはアメリカ・シアトル公演を皮切りに2度目のワールドツアーを敢行。北米6公演のうち、ロサンゼルスとニューヨークの2公演は日本からのオフィシャルツアーが用意され、明日11月25日19:00よりファンクラブ先行で予約受付がスタートする。