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Channel: ファッション雑誌の表紙を斬る!! そしてプチプラも斬る!!
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なぜ○○系が消えたのか?②トレンドのサイクルの変化

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トレンドから○○系って言葉が消えて、トレンドのサイクルも変化してきた。

昔のトレンドって、○○系が流行したら10代から20代の若い子たちが取り入れて、で中学生や20代後半から30代以上が真似をするって言う明確な流れがあった。
ま、昨日も書いたけどショップ店員からの発信というのも多かった。
カリスマ店員って、芸能人より身近だしでも一般人よりも何歩も先に行ってるし、参考になりやすかったのね~
ま、今思うと店長とかオーナーが仕掛けてた部分はあったし、芸能人とかモデルが着て人気が出た物を着せて、売り込んでトレンドにしていたって事もあったけど、店員が着て広まった物も多かった。

トレンドの寿命も、まず本当にオシャレに関心の高い人、ハイブランドやデザイナーズブランドを買う層が着て、次の年にドメスティックブランドを着るような上の下、中の上クラスの人が着て、3年目に流峯クラスのファッションビルに通う層、ちょっとオシャレしている大学生、中間クラスやが買うのね。
で、4年目に中の下オシャレにそんなに興味無い大学生や高校生が着て、5、6年目に中学生やおっさんが着る、、、
そんな流れがあった。

トレンドの寿命は5~6年だった。

でも最近、そのサイクルが変わってきてる。

まあ、最初にハイブランドやデザイナーズブランドを着るような人からトレンドが始まる流れは変わらない。
でも、2年目や3年目、下手したら1年目にドメスティックブランドや、流峯に入っているようなブランド、や国売ろやHIROSHI&MAYUMIみたいなファストファッションでもトレンドを早く取り入れるようになった。
端的に言うと、頂点から末端までのトレンドのタイムラグが圧倒的に短くなった。

いまは雑誌もストリートもグッチャグチャ!もう何でもアリ!
プチプラを着ているような層も、デザイナーズブランドを着ているような層も同じような柄を着ている事もある。
ま、基本プチプラのブランドは売れる物、売り切れる物を作る。なので、様子を見て作る事が多いからやっぱりタイムラグはあるんだけどね。

ま、インターネットの発達でコレクションの画像を見るのが簡単になった事と、納期の短縮がある。昔は発注から到着まで1年とか半年って言われていたのが、今では最短で2~3ヶ月で納品されるケースもある。
今のSPAって、小売と卸売も兼ねているから工場とのコネクションも強いし、データー量も多いし、売れるタイミングも知っている。
中小のメーカーやブランドよりも、生産力もデーター量も機動性もすべて高い。

これって、例えば9月に春夏のコレクションがあって、そこから1ヶ月で商品を企画して10月頃に発注してしまえば、次の年の1月、2月頃に春物が入荷して来る。

十分間に合うじゃない?
これがトレンドのサイクルが短くなった理由の一つ。

昔はねえ~何か一つ売れたらそれを年々値段を下げていけば4、5年は計算できたけど、今は持って2年か3年、下手したら1年で売れなくなる商品も多い。

最近計算立てづらくて大変なのよ←
去年100売れたから、今年70は売れてくれるかな、、、って商品が30くらいしか売れなかったり、逆に120売れる勢いだったり、去年がピークだと思っていたら、今年がピークだったり、、、でかなり読みにくい。
さ、愚痴はこれくらいにして。

昔は、○○系って大きな流れがトレンドのベースになっていたけど、最近は柄がどう、色がどう、パンツの形は細い太い、トップスの形はどうって小粒のトレンドの寄せ集めになっている。
しかも、○○系みたいにコンセプトを持ってものづくりをしていないから、売れてるトレンドを取り入れて売れなくなったらすぐに捨ててって繰り返してるから、余計にトレンドのサイクルが早くなったのね~

○○系が無くなったのが先か、SPAが広がったのが先かわからないけど、業界の構造の変化はトレンドの流れまで変えてしまったのね~

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