主演ドラマはサッパリ／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　広末涼子（３３）が９９年に発売したシングルコレクション「ＲＨ　Ｓｉｎｇｌｅｓ＆…」の再発売が決まった。初回限定盤には９９年２月に日本武道館で行った初コンサートの映像と、過去に発表したＭＶ全９曲を収録したＤＶＤが付属されるという。

　このアルバムは現在入手困難。９０年代に青春を過ごした人にはたまらない一枚だろう。……が、今や映画やドラマの出演が活動の中心になっている広末。アイドルとして歌を歌っていたことすら知らない若者も少なくない。女優としての地位を確立したにもかかわらず、このタイミングでＣＤを発売したのはなぜなのだろうか。芸能リポーターの川内天子氏は「正直、何で今？　と疑問でした。おそらく、ドラマをやっているし、タイミングは今しかないというのが本音でしょう」と話す。

　ただ、１７年ぶりの主演ドラマはパッとしない。これって売れるの？　川内氏はこう続ける。

「広末さんは珍しいタイプで、妊娠を理由に舞台を降板したり、奇行が報じられたり、結婚相手が個性的だったり……いろんなことが報じられているにもかかわらず、許されてしまっている。スキャンダラスなことをしても、なぜか純情さを保てているんです。デビューのときから年取ったなあと思わせるほど老けていないし、ポワンとしていて生活感がまるでない。でも、実生活では子供を両脇で抱えて買い物かごをぶら下げて歩いていたり、子育てはしっかりやる不思議な女優なんです。私生活の見えない昔のアイドルのようなタイプ。だから、マイナスな報道をされた後でも昔のファンが離れない。今の若い子たちが求めることはないでしょうが、昔のファンたちは懐かしんで買うかもしれません」

　意外にも、“昔ながらのアイドル”を地でいっているのかも。