前回までは、SPAの生まれた経緯について書いて来た。
表向きは安くていい商品をさらに安くしてくれる!って雰囲気のSPAだけど、実際は利益確保のためにこの業態が生まれた側面が大きい。
今まで
工場→メーカー→問屋→店頭
だったのが、SPAは
工場→店頭
って感じで、間に余計なのを挟んでないしね~値段抑えても、セールかましても利益は確保できる。
SPAのアイテムは使い方次第。でも全身SPAで私はオシャレしてる!って顔している人、正直イタイ。
でも、なぜONMは100%オススメできないのか?
SPAの商品って、ほとんどが中国や東南アジアの工場で作られている。
この海外、特に発展途上国の商品。一般的に日本製の物に比べると申し訳無いけど品質が落ちる。
MADE IN JAPANってあんまり見なくなったでしょ?
日本製って品質がしっかりしているけど値段が高い。不景気やら円高やらなんやらで日本製は減ってるわね~
まあ、海外の工場でもハイブランドが一から教え込んで技術が高い工場もあるけど、技術力の低さや国民性もあってか縫製が甘い物や雑な物が多い。
日本と海外の物価の差だったり、為替の差を利用して安い商品が提供されている。
しかも大手が多くて、流通量が多いからコスト削減に熱心。実際、最近大手の品質が下がったって声もちらほら聞く。
ほら、熱テックが去年の冬、1億3000万枚目標って言ってたけど、これ50銭でも原価下げられたら6500万円浮くからね~
年間通すと、全商品で数十億枚は流通してるんじゃない?もし、1円コスト削減できれば数十億のお金が浮く。
実際、糸を安い物にしたり、布の厚さを薄くしてるって話も聞く。
素材も安い物が多いから、色合いがあまり良く無い物が多いし、海外の工場なのでニュアンスが伝わらなくて、色合いも形もサンプルとかけ離れた物になっている事も多い。
シルエットや縫製に凝ってしまうと値段が上がってしまうからね~
当然こう言った物も犠牲になる。
そしてコストダウンって思いつきでやってるわけではなく、常に考えながらやっている。
なので、まだ大丈夫、まだ大丈夫、、、って言い続けたら5年前と比べたらだいぶ品質落ちてたみたいな。
いたでしょ?小学校の頃、
薄い薄いカルピスが出てきた家!
最初はそこそこ濃かったのが、節約のためちょっとずつ薄めて行ったら、舌が慣れてきた、、、
つまり。
クニウロは薄い薄い薄い薄いカルピスをお客様に出してる!
そんな感じ。?
ファッションにとってかなり重要な色合いも、シルエットも微妙、、、こういうアイテムで全身コーデしても先は見えている。
ジャスコで全身揃えても超微妙、、、でしょ?
ま、位置づけとしては消費物を作っている。
なので。ファッションのメインアイテムではなくて、小物やサブや仕事用にするっていうのが正解。
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なぜSPAの商品はいけないのか?
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