他人が着ていないカラーを選ぶためには、カラーのトレンドを知ること。
当然カラーにもトレンドカラーはあります。
柄物とシルエットは早く掴むことが大事って話をして来ましたが、じゃあカラーも早くつかめばいいのか?
そうではありません。
そこがカラーのトレンドの難しいところ。
トレンドカラーって、インターカラー(国際流行色委員会)が例えば2013年の2年前に2015年のトレンドカラーはこのカラーね!!
って決めて、それを各ブランドが1年前にコレクションに使って、2015年に一般市場に流れて来ます。
これが、柄やシルエットと違うところですね。
必ずシーズン初めにはインターネットで検索すると、今年はこんなカラーがトレンドカラー!!
なんて記事を見かけますが、その通りになったことってありません。
去年の冬って、雑誌でもインターネットでもラディアントオーキッドが来る!!
って言ってましたが、、、
言うほど見かけなかったよね???
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2012年の春にはシャーベットカラーがしきりに言われてましたけど、その後続かず、、、
今じゃあ全く聞かないよね?
まあ、スザンヌごときが推しても欲しいなんて思わないけど。
まあ、これは売り手側が売り込みたいから雑誌やインターネットでそういう情報を流しているんですけど。
でも思い通りにならない、売れない。
さらに怖いのはネットや雑誌で流行るって煽るから、カラーの印象だけ残って、テンポが遅れて着てると懐かしい色着てるね~
なんて思われてしまう。
なのでONMはしきりに雑誌や店頭でおすすめしているカラーを避けます。
お客様ってカラーに関しては保守的。
Tシャツを10色販売したとしても、売れる8割は黒とか白のシンプルカラー。
派手な色って意外と売れないんですよね。
派手な色を上手く使うのって一部のお客様。
売り手側は買い手側、お客様が望む商品を揃えるのみ。
だから、お店に並ぶ商品も必然的にシンプルカラーが多くなる。
柄物ほど、売りたいカラーが思い通り売れない。
でも、たま~に爆発的に売れるインパクトカラーがあります。
派手なんだけど、町中みんな着ている、持っている!
下は中学生から上は大人まで。
街を歩けばあっちもそっちも。
さっきも言いましたが、インターカラーが2013年の2年前に2015年のトレンドカラーが決めて2015年に一般市場に流れて来ます。
2015年はハイブランドや高級ブランドで爆発的に売れたとします。
それを見た中間ブランドが2016年に真似をして、2017年にファストファッションやプチプラが真似をする。
値段が安くなればなるほど、売れる商品を作ります。
そして雑誌やCMでガンガン推します。
そうやって、町中に露出がじわじわ増えて来ると保守的な人まで、、、
この色、着なきゃダメなんだ!!
派手な色だけど、みんなで着れば怖くない!!
そして慌てて買いに走ります。
町中に溢れた瞬間、そのカラーの寿命は終了。
なぜこういう売れ方をするかはまだONMも分析中なんですけど、ファッションに興味ない人ほど、アンテナの無い人ほど雑誌やショップ店員ではなく友達や他人、街を歩いている人のアイテムを見て買い物する傾向がある。
だから、町中のみんなが着てしまうカラーが出てくるんだと思います。
なので、町中溢れているカラーは絶対に買っちゃダメ。
どんな色が流行っているかは頭の片隅に置いておいて、自分の一番好きな色を選びましょう。
ONM的がんばらないコーデ術
①キーアイテムを作る
②スタンダードとトレンドのバランスをとる
③柄を使いこなす
スタイリングアドバイザー、木内美嘉子さんのfacebookはこちらから。
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