タレントの篠原ともえ(35)が能年玲奈(21)より「可愛い」と話題になっている。篠原の美貌が絶賛されたのは、18日に都内で行われた映画『海月姫』のプレミア試写会でのこと。主演の能年とともにキャストの1人として登場した篠原は、映画にちなんでクラゲをモチーフにした自作のヘッドピースやネックレスを身につけて登場。その華やかなドレス姿に、ネット上から「能年より可愛い」「キレイになりすぎ」といった声が上がっている。 篠原といえば、1990年代に個性的なファッションと弾けたキャクターでブレイク。世の中には彼女のファッションをマネしたティーンエージャーがあふれ、一躍"シノラーブーム"を巻き起こした。しかし、2000年代に入ると徐々にメディアへの露出は減り、最近まで彼女のことを忘れていたという人も多いかもしれない。10年ほどの間、彼女はいったい何をしていたのだろうか。 「篠原がメディアの第一線から退くきっかけとなったのは、2001年に起こった泥酔騒動だと言われています。当時彼女はイベントのため台湾に行っていたのですが、その宿泊先のホテルで酒に酔い、全裸まがいの姿で廊下に出て騒ぎを起こしたというものです。篠原サイドは、この騒動を深酒が原因ではなく過労による急性ストレス反応であったと説明していますが、どちらにせよこれを機に彼女の露出が減ったのは確か。直後にはレギュラー番組の『LOVE LOVE あいしてる』(フジテレビ系)も終了し、一気に彼女の人気もダウンしました。それ以降、テレビなどで姿を見なくなりましたが、女優として舞台に立ち、歌手としてライブを行うなど、芸能活動には積極的だったようです」(芸能ライター) 一般視聴者の目には映らなかったが、テレビでの露出を減らした彼女は舞台に挑戦し、これまでに、白井晃、イッセー尾形、蜷川幸雄といった名だたる演出家の作品に出演している。中にはヒロインを務めた作品も多く、その実力は業界内でも高い評価を受けるものだという。しかし、そうした活躍も、かつてのシノラーというイメージがあまりにも強烈なため、目立たなかったのかもしれない。 「自らコスチュームをデザインし、作詞作曲なども手がける篠原は、まさに多才。演技力もあり歌唱能力も高く、何をやらせても安定している。ただ、一世を風靡した彼女の個性的なキャラクターは、芸能界を生き抜くために後から身につけたものだったのかもしれません。かつて彼女は演劇雑誌のインタビューで、2002年に出演した竹中直人の舞台を芸能生活の"ターニングポイント"として挙げ、本格的に女優業に取り組むようになったようです。シノラーでブレイクしながらも、精力的に舞台での場数を踏み、業界内で本格派の女優として知られるようになりましたから」(業界関係者) 今回篠原は「キレイになった」と話題を集めているが、これまでの経験が魅力的に現れた結果なのだろう。しかしそれほどの評価を受けながら、なぜ彼女は10年以上にもわたりテレビから離れていたのか。 「2000年代の篠原は、テレビであまり見かけませんでしたが、決してゼロだったわけではありません。NHKの教育テレビや各局のBS放送にはたびたび出演し、2006年には人気深夜バラエティ『虎の門』(テレビ朝日系)にも登場しています。ただ、当然ながらブレイク時ほどの露出ではないので、一部では『干された』といった声もありました。彼女にすれば興味のある舞台に力を注いでいただけといえますが、それがテレビ局のスタッフによく映らなかったのかもしれません。関係者の間では、舞台で評価される篠原を、バラエティを捨てた"女優"として捉える声もありましたから。反発を買って、テレビの仕事が減っていた可能性もある。しかし、2013年に事務所を古舘プロジェクトに移籍した彼女は、それを機に再びバラエティ番組に頻出するようになります。古舘プロは放送作家を多く抱える事務所で、業界内でも影響力を持ちますから、多かれ少なかれ口添えがあったかもしれないですね。まあ、篠原がこうして売れたのは、それだけの実力があったからに違いありません」(テレビ局関係者) 2013年から情報番組『PON!』(日本テレビ系)の曜日パネラーとしてレギュラー出演している篠原。それをきっかけにテレビでの露出を増やし始めた彼女には"再ブレイク"の声が寄せられている。シノラーから舞台女優に進化し、再びバラエティ界で活躍する彼女が「能年玲奈より可愛い」との声まで上がっているルックスを武器に、今後どういった道を進むのか。舞台だけでなく、映画やテレビドラマで存分にその魅力を発揮してほしい。
ゼクシィPremier No.6 WINTER 2015
表紙は篠原ともえ!!
復活したよね~
(文=峯尾)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)
黙ってたらキレイって言われてたもんね!!
あと変なファッションじゃなくてちゃんとしたら。
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