いとしの東出にまっしぐらで“暴走機関車化”する杏

“ごちそうさんカップル”が電撃婚する！？　ヒロインを演じたＮＨＫ朝ドラ「ごちそうさん」は高視聴率で、夫役の俳優・東出昌大（２６）をリアルでゲット。続く主演連ドラ「花咲舞が黙ってない」（日本テレビ系）も好評と“持ってる女優”杏（２８）が、結婚に前のめりだという。その証拠が、所属事務所との関係悪化だ。このところの杏は、結婚を踏みとどまらせたい事務所の制御が全く利かず、とうとう「辞める！」とまで言いだしたというから穏やかでない。

　朝ドラヒロインが夫役の俳優とリアルにくっついてしまうとは、ＮＨＫ史上初だろう。ラブラブを絵に描いたような杏と東出は、１月の熱愛発覚以降“お泊まり”を撮られ、６月にはなんと、別々の場所で撮られたツーショットが写真誌１誌と女性誌２誌にそろって掲載された。

　驚くのは、２人とも顔が広く知られ、身長もデカくて目立つにもかかわらず、ほとんど変装する様子がないところ。堂々とデートする姿はまるで“撮ってください”と言わんばかりだ。

「連日のように一緒にいてほぼ同棲状態で、新居を探しているという話もある。しかし、杏の所属事務所は、交際発覚当初から“事務所の稼ぎ頭”の結婚に反対。交際報道の火消しに躍起になっていたが、そんな姿勢に杏がとうとう激怒してしまった。堂々と交際し、既成事実化しようとしている。さらに、不信感を募らせた杏は、事務所の社運を懸けたオーディションへの協力要請にもＮＯを突きつけた」（テレビ局関係者）

　オーディションとは、杏の事務所がいま開催している、創立２０周年を記念した新人発掘イベントのこと。所属の佐々木希（２６）と松坂桃李（２５）が審査員として参加する１１月の最終審査に、杏だけは「参加しません」と断固拒否したというのだ。

「事務所は“第２の杏を探せ”をテーマに、マスコミ各社に『社運が懸かっている』と頭を下げ、大々的に報じさせようと動いていた。ただ、交際に反対するばかりで、話をろくに聞かない事務所の姿勢に不信感いっぱいの杏は、審査員としての参加を拒否。さらに、オーディションについてのコメントも一つの雑誌だけで、新聞やテレビには『それは嫌です！』とにべもなかったとか」（同）

　杏はモデル時代、別の事務所にいて、現事務所には２００８年から所属している。

　いわば“中途採用”という形で、本人にとっては現事務所に育ててもらった意識もないという。

「交際への杏の真剣な気持ちを考えないばかりか、事務所オーディションへの協力を事前に相談もしないで勝手に進めていたことに、本人は腹が立ったんだろう」と同関係者は指摘する。最近では事務所に「私は自由にさせていただきます！　辞めてもいいんです！」と堂々主張しているという。

　ただ杏は今が最旬だ。高視聴率で終わった「ごちそうさん」に続き主演した「花咲舞が黙ってない」も、今春クールのドラマの中で視聴率１位。今やＣＭを多数抱え、今後もオファーは途絶えそうもないだけに、結婚などで私生活に波風を立てたくないという事務所サイドの気持ちも分からないでもない。
　ある芸能プロ関係者からはこんな指摘も。

「東出は自然体を意識していて、たばこを吸う姿も隠そうとせず、ほとんど変装もしない。確かに自然体といえるが、杏の事務所にしたら、たとえ杏がよくても、“大事な時期なんだから、東出にはもう少し気を使ってほしい”と思うのも当然だろう」

　杏の方が結婚に前のめりと言われるが、だからこそ東出にその“暴走”を止めてほしいところ。今や強気な杏に事務所は何も言えない状況を考えると、電撃婚の可能性も十分ある。