2015年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』の主要キャストとして大沢たかおさんが参加する。
大沢さんが演じる小田村伊之助（いのすけ　後に楫取素彦（かとり もとひこ）と改名）は、井上真央さん演じる主人公・吉田文（あや）の2人目の夫。

この配役に大沢さんは、
「小田村伊之助という人物を知っている方は決して多くはないと思います。私もこのお話を頂いた時に初めてその存在を知りました。　『花燃ゆ』は、ひとりの英雄の人生を追うものではなく、そんな英雄たちを陰で支えた人たちとその家族を描く今までにない大河ドラマになると思います」
とコメントしている。

史実では、嘉永6年（1853）に伊之助は盟友・吉田松陰の妹・寿と結婚。幕府への叛意を疑われ、江戸へと送られた松陰に松下村塾を託される。
松陰の末妹・文の夫、久坂玄瑞（くさか げんずい）が禁門の変で亡くなると、伊之助と寿は息子を久坂家の継嗣へと送りだした。寿が病没した後の明治16年（1883）、伊之助と文は結ばれる。

吉田松陰門下の高杉晋作、山県有朋、伊藤博文など、長州が生んだ明治維新の功労者たち。英雄を影で支えた無名の人々に、どのようにスポットを当てたドラマになるのか注目される。
そして、伊之助と吉田姉妹のロマンスがどのように描かれるのかも、大いに楽しみだ。